歯を残すために~マイクロスコープによる精密根管治療~
むし歯が進行してしまい、歯の中の神経にまで汚染が進んでしまうと、そのままでは抜歯を余儀なくされます。しかし一度削ったり抜いてしまったりした歯は二度と元には戻りません。天然歯はできるだけ残すことが大切ですので、重度のむし歯でも抜歯を避けるために行うのが根管(こんかん)治療です。とても複雑な形状をした細い根管から汚染された神経や血管、歯質を取り除き、洗浄・消毒し、さらに薬剤を詰めます。
自由が丘駅より徒歩3分の歯医者「井原歯科クリニック」では、マイクロスコープを活用した精密な根管治療に対応します。
重度のむし歯でも歯を残すための治療~根管治療~
根管治療が必要なケース
歯の神経にまでむし歯の汚染が進んでしまっているときは、食べたり、飲んだりの刺激がなくても歯がズキズキ痛みます。歯を咬み合わせるだけで痛むのも重度のむし歯のサインです。そして歯ぐきが腫れていて、その部分を押すと激痛が走る場合も根管治療が必要になります。
実際の治療映像
マイクロスコープを用いた根管治療
根管治療の流れ
根管治療は精密さが要求されます。それは汚染歯質を残してしまうと、再発してしまうからです。
- STEP1
汚染歯質の除去 -
むし歯に汚染された神経、血管、歯質を除去します。
- STEP2
根管内の長さの計測 -
根管内を洗浄したあと、根管内の深さを計測します。
- STEP3
消毒 -
細菌が残らないように根管内を消毒します。
- STEP4
密閉 -
根管内にすき間ができないように薬剤を充填して密閉します。
- STEP5
土台作製 -
被せ物を装着するための土台を装着します。
- STEP6
被せ物装着 -
土台に被せ物を装着して治療終了です。
精密な根管治療のために
当院では再発のリスクを抑えるために、精密な根管治療を提供しています。そのためのさまざまな工夫をご紹介します。
マイクロスコープによる視野拡大が可能にする精度の高い治療
根管は複雑な形状をしているうえ、とても細く肉眼では細部まで捉えられません。そこで当院では、20倍にまで拡大可能なマイクロスコープを活用して患部を拡大視して治療を行っています。治療部位をしっかり把握できるので、汚染部位の取り残しを防ぎ、そして歯質の削り過ぎも防ぐだけでなく、治療時間の短縮にもつながりますので、患者さんの負担を軽減します。
歯科用CTを活用した正確な診査診断
根管治療を行う前に、まず歯科用CTで患部を立体的に把握します。歯科用CTを活用することで患部の詳細情報が得られるので、正確な診査・診断ができ、精密治療が可能になるのです。
再発を減らすためのラバーダムの使用
ラバーダムとは、治療する部位だけを露出させることができるシートです。治療部位に唾液が入ってしまうと、むし歯の原因菌が混入してしまいます。すると再発につながってしまうので、注意が必要です。ラバーダムを使用すれば、根管治療の成功率を高められます。また使用する薬剤がお口の中に流れ込むのも防げます。
専門医師の紹介
根管治療は細かく難しい治療のため、根管治療専門の医師との連携が重要になります。そのため、当院では複雑な根管治療の場合、根管治療を専門に行っている医師への紹介を行っています。
料金表
項目 | 料金 | |
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CT撮影 | ¥10,000 (税込¥11,000) |
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根管治療 | 前歯 | ¥70,000 (税込¥77,000) |
小臼歯 | ¥70,000 (税込¥77,000) |
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大臼歯 | ¥100,000 (税込¥110,000) |
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ファイバーポスト | ¥30,000 (税込¥33,000) |