第62回春季日本歯周病学会
第62回春季日本歯周病学会に歯科衛生士と共に参加してまいりました。今回のテーマは『低侵襲・高効率の歯周治療』でした。
難しいテーマであり、歯周病専門医であれば目指すべき治療であり、歯周病患者さんの多くもまた望む治療であると思います。
歯周病は軽度・中等度・重度と症状や病態によって重症度に違いがあります。もちろん、重度になればなるほと骨の吸収が大きく、治療期間・治療回数・治療費用を要します。外科治療を併用することも必要です。我々の診療所において重度歯周病患者さんの多くをなるべく治療回数・外科治療の侵襲を小さくするために様々な技術・知識に加えてCTあるいはマイクロスコープを応用することで『低侵襲・高効率の歯周治療』を提供できると考えております。
また、重症になるまえに歯周病のリスク評価、歯周病を発症させないシステムを構築することで、治療費用の軽減・治療期間・回数の減少は当然ですが、歯周病を発症しないことで口腔内の健康が維持でき、全身疾患(高血圧、糖尿病、肺炎)の予防にも繋がると考えております。