第61回春季日本歯周病学会

 6月1,2日で行われた第61回日本歯周病学会に参加してまいりました。やはりトピックスの多くは『歯周組織再生療法』にあったように思います。重度の歯周病や動揺の著しい歯を抜歯から回避することができる有益な方法ですが、非常に繊細な技術が必要と言われています。しかし、大切なことは"診断"です。やはり、術前のレントゲン、コーンビームCT、それとボーンサウンディング(触診)が最も大切であると思います。もちろん、非常に繊細な処置であり"技術"も必要です。いかに、失われた骨欠損に血液を供給できるようにコントロールできるかどうか。そのために手技、ステップが全て揃うことで成功へと繋がると考えています。

 また、当診療所の歯科衛生士も参加することで歯周病治療のモチベーションの維持、歯周病治療に大切なプラークコントロールの管理など、我々の目指すチーム医療を行うための必要な知識を得たように思います。この知識を日々の臨床で応用し、皆様に還元できるよう努力して参ります。

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